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とんスポ

第168号:日本学生選手権

2014 年 10月 21日 発行

『インカレ』
それは1年生の時に見て感動し、大きく心を揺さぶられたレース、
2年生の時、1年越しの思いが叶い、出場するも実力不足で何もさせてもらえなかったレース
そして今年は3年生として、幹部として、主将として、また自分にとって最後のインカレになるかもしれないと思いながら臨んだレース

昨年のインカレ優勝校でありながら、自分たちの代では結果というものを出せていなかったこともあり、このインカレではなんとしても結果を残し、みんなで喜び合いたいという思いが非常に強かったです。しかし、自分の力はその思いに反してあまり伸びていかず、非常に歯がゆい思いをしていました。

そんな中、迎えたインカレ。自分たち幹部が掲げたインカレ団体優勝という目標を達成するには実力も実績もある頼れる先輩2人以外にひとりを上位に食い込ませることが必要不可欠でした。そして多くの人がそこを目指すといっている中、その3人目にはなんとしても自分が入ってみせるという強い気持ちを持って臨みました。

レースは観音寺にしては珍しく非常に涼しい環境の中始まりました。スタートは今年もとんとらの集団内からスタート、安心してスタートできました。良いスタートは切れたものの、自分の速度が相対的に遅かったため、徐々に遅れる展開に...スイムアップは90位くらい。非常に焦りました。バイクに入ってからは回収して行くことはできたもののしっかり機能している1stパックに対して、後半は差が広がる一方で、自分のパックを機能させることができず、もどかしかったです。しかし、そのおかげか、バイクは昨年よりは余裕を持って終えることができたので、ランにつなげるかなと思っていましたが、腰痛を感じて走り始めはあまりよくありませんでしたが、徐々に軽快な走りができるようになり自分でもびっくりするほど、人を抜かすことができました。本当に応援に強く強く後押しされました。

結果は26位。自分の実力が十分に発揮することができた結果だと思います。しかし、幹部のインカレをもっと速くなって迎えたかった...


団体は7位。目標としていた団体の3人には入ることができましたが、優勝にはほど遠い結果。応援してくれた人たち、一緒に練習してきてくれた人たちの期待に答えることができず、非常に申し訳なく、そして非常に悔しく思っています。


来期は絶対にこの悔しさを忘れずに、インカレを取ってもらいたいと思いますし、自分もそのために努力をし、そのためのサポートを惜しまずにしていきます。共に頑張ろう!

おのが弱さ故、いろいろなところからやってくるプレッシャーや不安に押しつぶされそうなこともありましたが、部員のみんなや支えてくださった方々のおかげで、一年間主将を務めることができました。多くの苦労がありましたが、それと同じだけ、いや、それ以上に多くのものをいただいた、ものすごく濃い一年でした。皆さんには感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。そしてこれからも部のためにできることをやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

文責:宮澤 裕晃

先日、この部活は代交代し、私の幹部としての部活生活は終わりました。今の気持ちはというと、なんだか複雑です。インカレが終わってそろそろ一ヶ月が経とうとしていますが、とても遠い昔のことのように感じています。

去年はじめて見たインカレは団体優勝。本当にすばらしかったです。いきなり最高の結果を体験させてもらい、この部の強さを見せつけられました。この部はすごいんだ。今年も大丈夫、と思っていました。それは、ひたすら練習する彼らの姿を見てきていたからです。でも、この部活には、ただ前向きに練習をやってきた人ばかりではないと思っています。色々なことを考えて、悩んで、葛藤して…でも一生懸命練習してきた人たちもたくさんいると思っています。本当に、この部のみんなが報われてほしいと思っていました。団体優勝して、選手みんながゴールして、選手も応援も笑ってインカレを終えられるといいなと思っていました。インカレに出る選手の人から不安の声も聞きましたが、絶対大丈夫!としか言うことができませんでした。本当にそう思っていたからです。一方で、「期待していてほしい」というような自信ある声も聞き、私は信じていていいのだと思わせられました。

レース中は、とにかく選手たちを応援することしか考えていませんでした。順位のことも気にしましたが、目の前の選手たちが苦しそうでも、前を向き、力強くゴールに進んでいる姿を見て、感動していました。声を出して応援することしかできないことが歯がゆいほど、もっともっと頑張ってほしいと思っていました。そして、走る選手たちの顔を見ると、本当に真剣に頑張っているのだとわかりました。(詳しいレース内容については割愛させていただきました。)

今年のインカレは、団体7位に終わり、団体優勝には遠く及びませんでした。女子は三人全員が、男子は二人がDNFに終わりました。とても悔しかったです。自分が悔しかったというよりも、この部活のみんなの気持ちを考えると、悔しい気持ちがあふれてきました。

この部活ではインカレを境にして代が変わるということからも、インカレは他のレースとは違う特別なレースであることがわかります。また、私達28代幹部は「インカレ団体優勝」という目標を掲げていたので、私にとっても一番の目標でした。この言葉を心に留めてきたことは確かですが、達成とはいきませんでした。ゴール直後、主将の宮澤はとても悔しそうで、やりきれないような顔をしていました。この目標は達成できなかったけれど、それに向かってレースした彼はとても主将らしかったです。だからそんなに悲しい顔にならないで、と思っていました。「おつかれ。頑張ったね。」と一年間分のいろいろな気持ちを込めて声をかけました。

インカレが終わり、代交代した今、私の複雑な気持ちのなかには一つ後悔があります。自分にはまだまだできたことが必ずあったと思わざるを得ません。終わってからでは何を思っても変わりませんが、この思いを次につなげていかなければいけないと思っています。

最後に、観音寺まで足を運んでくださり何より心強い応援をしてくださったOBのみなさま、遠くから応援してくださったOBのみなさま、28代を支えてくださったたくさんの方々に感謝します。幹部は終わりましたが、大好きなとんとらとはお別れしたくないので、こんな私ですがどうかこれからもよろしくお願いいたします。

文責:中村 珠子

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