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とんスポ

185号:倉敷国際トライアスロン

2016 年 9月 13日 発行

9月11日、観音寺から瀬戸内海を挟んで向かい側にある岡山県倉敷市で行われた倉敷国際トライアスロンにB3の平松さんと筆者の二人が参戦した。コースは、スイムはボートレース場内を1500m、バイクは旧鷲羽山スカイラインというコースの大半が平地のない坂道を28km、ランは平地を10kmというものだった。バイクコースは通常は40kmなのだが、数ヶ月前の大雨による土砂崩れの影響で今年は短縮となった。 

 

 レース前日はカーボパーティに参加し、特産のマスカットをお腹いっぱい食べたり、じゃんけん大会で特産のデニム製品を貰ったり、地元ラジオ局のレース前インタビューを受けたりした。 

 

 レース当日、天候は晴れ、水温27度と寒くなく、筆者にとってはレース日和のいい天気だった。平松さんはウエットを着ずにスイムをしていたが、水はあまり冷たくなかったとおっしゃっていた。スイムのスタートはフローティングスタート。スタート5分前に水中に入ったが、スタート位置まで行くのにいい場所をとるためか、みんな一生懸命。スタート前からバトルが勃発。筆者のゴーグルがスタート前にずれるほどだった。それでもインコースからスタート。スタート前のようなバトルが勃発することを予想していたが、スタート前から一転、バトルはほとんど起きなかったようだ。筆者は集団がすぐに縦長になりそうなのがわかったため、最初だけ多少ペースを上げ、自分より速そうな人につき、自分の予定よりよい位置でスイムアップした。バイクは一往復のコースだが、往路はほとんどが上り坂。過去二回の経験に加え、今年は鰺ヶ沢にも参戦し、上りには慣れていたつもりではあったが、七ヶ浜のように短いわけでもなく、鰺ヶ沢のように途中にたびたび下りがあるわけでもない長い上り坂だったのできつかった。それでも5、6月の晴れの日にはほぼ毎日志野さんに赤坂に連れて行っていただき、短い距離ではあったが、上り坂で前の人にできるだけ離されないように頑張ったのを思い出しつつなんとかバイクを終えると、おそらくスイムアップから順位を1つしか下げずにすんだ。志野さんには、七ヶ浜に向けてたくさん練習に付き合っていただき、その七ヶ浜では結果は出せず、悔しく、情けなかったが、やっとそのときの練習の成果が出始めてきたので報告したい気持ちでいっぱいだ。ありがとうございました。レースは最後の種目のラン。筆者の見せ場である。6位までの入賞を目指していたレースで、おそらく15~20番くらいのいい位置でバイクを終えたので一気に順位を上げようとトランジットを出たがここで両方の前ももに、つる前兆が。バイクのこぎ方がまだまだ未熟なため、前ももを使いすぎていたようだ。そこで10kmを通してイーブンペースで走ることにした。それでも順調に前の人を回収していき、6kmまでに8位まで順位を上げた。しかしここから前の人までの距離が長い。3kmほど前方に誰も見えなかった。それでも、前の週にインカレの応援に行き、そのときに、来年自分はあの舞台に出て、いずれはインカレの上位に食い込み、とんとら団体優勝のメンバーに入るんだと決心した。今日のコースはインカレと同じように平地。今ここは観音寺で現在8位。入賞まであと少しなんだと思い込み必死に走ると、残り1kmで7位に、残り200mくらいで6位に、残り150mくらいで5位に上がり、そのままゴールした。ゴールまであと少ししかなくても、前に人が見えなくても、最後まで最善を尽くしたら残り200mくらいから2つも順位が上げられた。特に自分の持ち味はバイク後でも走れるランなので最後まで諦めず、気を抜くことなく、一つでも上の順位を目指す意思は大切なのだと再確認させられた。 

 

ゴール後には、東北大学という遠方からの参加者だということで、前日インタビューされたラジオ局の方からレース中の生放送でのラジオ出演を依頼された。平松さんと二人で出演し、質問に答えるだけという感じで進行を進めていただいたが、もちろんそれなりに緊張し、いい経験になったと思う。 

 

今回のレースは地元の大会なので、一人ででも参加するつもりだったが、平松さんも参戦してくださり、レース中、とんとらの緑のトライスーツが見られて心強かった。また、平松さんのご家族や筆者の家族、また、多くのボランティアの方々や沿道で応援してくださった方々の応援は力になりました。ありがとうございました。

 

文責:石橋多郎

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