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とんスポ

第162号:おしんレース

2014 年 7月 17日 発行

”第29回みなと酒田トライアスロンおしんレース”、今年のレースもこの名前のインパクトに負けないものであった。

 レース前々日、天気予報をチェックしてみると「前日雨・当日雨」の表示で気分も雨模様であった。前日酒田市へ向かうと空は黒く、やはり雨が降っていた。しかし会場に着き試走を始めようと準備をしていると、日が差していい天気に。ここから気分も上昇傾向。時間の関係で少ししか試泳ができなかったが、晴れていて気持ちが良かった。

 レース当日も天気予報を見事に裏切り、気持ちのよい晴れになった。これは楽しいレースの予感とわくわくしていたが、ストンと落とされる。高波の影響でエイジはスイムがミニランになるとの連絡が入ったのだ。1年生は初オリンピックディスタンスの機会を先延ばしにされて残念そうだった。私もスイム後のバイクの練習を目的に来ていたので一緒に残念がった。が、しかしスタッフの方々は高波にも負けずきちんとした”第29回おしんレース”を開こうとしている!選手である私達も用意されたコースで目一杯レースをしなければ!と沈んでいた自分に喝を入れた。

 レース開始時刻、私を含む選手たちがスタートラインに立ち、昨年のおしんの記事にもあった”あの”音が鳴った。1stランは少し飛ばし気味でいった。昨年度の春合宿でも一緒だった会津大、東北福祉大、北海道大、山形大の人たちも参加しており、一緒にレースに出られる喜びも感じられた。バイクでは足のいたるところが攣り焦る。今考えると変な漕ぎ方をしていたと思う。ケイデンスも低かった。足へのダメージを回復できないまま2ndランに入り、攣りそうな足と闘いながら10km走りゴール。スプリングのバイクで経験した腰痛は今回改善されていたのでそこは安心した。

 

 エイジが終わると今度はU23のレースがあった。とんとらからは池添さんと安倍が参加した。U23は何が何でもトライアスロンをしなければならないらしく、スイムはあった。荒波の中を猛者たちが突き進む姿を見て、他人事のように「すごいなあ」とぼそっと言って関心していた。あの波の中を泳ぎたくないと本気で思った。自分とは別次元の人たちであった。バイク、ランでもレベルの高いパワフルな走りで観客を魅了していた。

 

 大会当日は終始快晴で、全体を総合するととても楽しいレースであった。レースの名前にある「おしん」を見たことがなく、ネットの情報だけで書いてしまうのも気が引けるが、社会現象となったあのおしんに負けないくらい、これからもこのレースがビッグであってほしいと願っている。さらに成長して、来年も是非出場したい。じゃんけん大会もリベンジしたい…。

 

 最後に、このレースの運営に携わった全ての方々、応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

 

文責:長澤 弘輝

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