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とんスポ

第161号:新歓トライアスロン

2014 年 6月 16日 発行

 6月1日、少々暑かったですが快晴のもと新歓トライアスロンの日がやってきました。この日のためにたくさんの練習をしてきましたが、それでも、前日は不安で一杯でした。しかし、当日は体調が万全だったこともありレースがとても楽しみになりました。レースの開始時刻が迫るなか、準備を終え、先輩方からのペイントも受け、和やかな雰囲気を感じつつも、緊張が増してきました。そして、レースが始まりました。

 スイムは、プールでしたが人による波で何度も水を飲み、焦ってフォームを考えず、ただがむしゃらに泳いでしまいました。トランジットでは、スイムでの疲れで手際よく行えず手間取ってしまいました。先頭とはだいぶ離れてしまい、バイクで追いつこうと思い走りましたが、差は縮まらず、さらに、山形大学の2人にも抜かれてしまいかなり焦りました。ようやく、バイクが終わり、少々落ち込んでランに移りましたが、自分でも驚くほどに足が動き、これならいけると思い、気を持ち直して走りはじめました。周りの人達の声援や驚く声を聞きながら、前の4人をぬかし1位に立った時は自分でも驚きました。そして、そのままトップでゴールしたときは嬉しくてたまりませんでした。

 良い結果を残すことができましたが多くの課題も見つかったレースとなり、さらにこれからのレースではこの2倍以上の距離になることを考えると、更なる努力が必要だと思いました。

 最後に、声援をくださった方々、運営に携わった方々、先輩方、マネージャーの方々、長井鉄人会の方々ありがとうございました。改めて、トライアスロンの楽しみや応援がくれる力というものを実感しました。そして、忘れられない思い出ができました。

文責:浅野 雄大

 とんとらに入部して約1ヶ月.あっという間に新歓トラを迎えてしまった.私は楽しみに思う気持ちよりも,不安の方が大きかった.自分は500m泳ぎきることができるのか,途中でリタイアしてしまうのではないか,そんなことしか考えられなかった.不思議とその後のバイクやランに対する不安はなく,ただただスイムの心配ばかりしていた.正直,前日に風邪でもひいて当日は応援するだけがいいとまで思っていた程だ.

 しかし,そんな私の不安はよそに,当日を迎えた.前日にしっかり7時間程睡眠はとったが,どうも自分の感覚と体の動きがしっくりこない.地に足がついていないような,そんな浮ついた状態だった.もしかしたら,緊張していたのかもしれない.現地に到着して試走をしてもまったく実感が湧かず,どこか他人事のように感じている自分がいた.開会式の後,先輩に体中に落書きをされ,慌ただしく水の中に入った.思ったよりも水が冷たくなくて安心したことは覚えている.ピストルが鳴り,スタートした直後はいけそうな気がしたが,25m折り返したときに予想外に自分が疲れていることに気がついた.そのあとはめちゃくちゃだった.せっかく今まで先輩やOBの方から指導して頂いたのに,教えてもらったことが全くできず,早く泳ぎ終えることだけを考えて泳いでいた.この時点ですでに自分に負けていた気がする.なんとか500m泳ぎきり,バイクに向かった.トランジッションは練習の成果が出て,うまくできたように思う.バイクは,男子の足の回転の速さに驚きながらも,自分のペースを崩さないことだけを心掛けた.この頃には陸に上がったせいもあるのか,落ち着きを取り戻していた.途中から腰が痛くなり,後半は辛かったが無難にバイクを終え,イメージよりは少々勢い余って降車した.ランに移ると,想像以上に足がよく動き,我ながら驚いた.ランもバイク同様,自分のペースを崩さず,イーブンで走ることを心掛けた.給水をこまめに取り,ピッチを落とさないように意識したら大体イーブンで走ることができ,ラストスパートをかけられるくらいの余力も残っていた.会心とまではいかないものの,気持ちよく走ることができた.

 ゴールすると,スイムやバイクに乗っていたときのことがはるか昔のことのように感じた.それと同時に今立っている自分が信じられなかった.しかし,「こんな自分でも出来るんだ」という充足感に満ちあふれていた.

 今回はただがむしゃらにレースをしただけだったが,これから練習を重ね,自分のレースプランを持ってレースに臨めるようになりたい.また,できるだけ早くスイムに対する不安を失くし,魚になることを目指して頑張っていこうと思う.

 最後になりましたが,応援して下さった先輩方,新歓トラを企画・運営して下さった運営の皆様,様々な面でご協力して下さった長井鉄人会の皆様,ありがとうございました.次回はさらに成長した姿を見せることができるよう,精進していきます.

文責:三浦 佑未

 

2014年6月1日、長井の刺すような日差しのもと、新歓トライアスロンが開催されました。一年生の初レース。同期の活躍を期待しながらも、大きな怪我がないようにと心の底から願っていました。選手から緊張が伝わります。いつもとは少し違う同期の姿に、私も緊張してしまいました。

会場のセッティング、開会式を終え、プールへ移動。そこで一年生の変貌ぶりに、笑いました。先輩方が目をキラキラさせ、容赦なくペンを走らせる。書かれた本人達も笑っていて、緊張が少しほぐれたようでした。

エールで気合を入れた後、ついにスタート。

まずはスイム。太郎が圧倒的な速さを見せ、ダントツトップで陸に上がってきました。さすがでした。一生懸命、練習していたから絶対大丈夫、とは思っていましたが、全員無事に泳ぎきり、バイクへと移りました。

初めて見る一年生のバイク姿でした。みんなかっこよかったです。ですがバイクが始まってすぐに、雨宮と角替が怪我をしたらしいとの知らせを聞きました。大丈夫だろうか?レース続行は可能か?心配で嫌な汗が流れましたが、二人ともレースを続けることができてよかったです。応援することしかできませんでしたが、懸命に走り続けるその姿に、心打たれました。

ゆみちゃんがバイクを終え、全員ランへ。そのとき長井鉄人会の方々から驚きの声があがりました。あの子すごいじゃないか。男子より速いぞ。聞いているこっちが嬉しくなる言葉でした。そうなんですよ。と勝手に自慢してみました。

ついにトップが戻ってきました。淺野でした。ゴールテープを切る瞬間、達成感、喜びの伝わる笑顔を見ることができました。おめでとうございます。

無事全員ゴールし、新歓トラは閉会しました。喜び、達成感、疲労、悔しさ。抱く思いは様々だと思います。初レースを終えた選手は、レース前よりも断然かっこよかったです。選手の皆さん、お疲れ様でした。

そして、私もマネージャーとして、みんなとは違う方面ではありますが、負けないように日々努力していこうと思いました。はやく、使えるマネージャーになりたいです。どうぞ、よろしくお願いいたします。

最後にもう一つ。帰りのキャラバンで、はやく練習したい、と山本が言いました。強くなるだろうな。これからの同期の活躍を期待させる、そんな言葉でした。

文責:中島 綾香

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